自分らしく今を生きる!

自ずから収まるところに収まる

貪欲な生命力に感動(パッションの苗づくり)

難病アスペルギルスに区切りをつけ、パッションフルーツに舵を切りました。 初年度の今年は苗木を二本買ってトライしましたが、成果は7~8個。 来年度に向け、苗木つくりを始めています。 初年度の株から小づる(孫つるが付き始めているもの)を切り取り、…

パッションフルーツの完熟

二株、地植えしたパッションフルーツ。6月に花が咲き、その後10個ほども実をつけました。勝手に受粉してくれないので、人の手で一花一花受粉してやらねばなりません。それも、紫色に着色する種類だからこそで、黄色の?パッションフルーツなどは他の株の…

パッションフルーツが着果

闘病体験記を出版して、いまはほっとしています。 正直言って、金もかかることなので、どうしようか悩んだこともありましたが、 一つの区切りとすれば、充足感に浸っています。 案ずるよりは産むがやすしという諺があります。 どうぞ、皆さんも、何かにぶつ…

自費出版しました

日頃、拙い記事を読んでいただき、ありがとうございます。 ブログのなかで、難病にかかり、死の淵を乗り越えたまでを書かせていただきましたが、これまでの履歴を本にまとめました(「いのち輝く 難病アスペルギローマとの闘いの記録 とらさぶろう著 202…

家庭菜園を始めてみました

いつもブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。 本当に久々の投稿になりました。 体調が回復傾向なので、今年から家庭菜園を始めました。 パッションフルーツ(情熱の果物)です。 一番上で円盤のように三方向に腕を伸ばしているのがめしべです。 …

病に負けない心を育てる

だいぶ前のことになりますが、長岡市にある科学博物館を見学させていただいたことがあります。なかに、長岡城の歴史を展示するコーナーがあって、長岡藩藩主の末裔にあたられる、館長直々にご説明いただけることになり、身の引き締まる思いがしたことを覚え…

虫垂炎はなぜおこる

「ギリシャのヒポクラテスの時代から、腹痛や腹膜炎の原因となる虫垂炎が知られていたが、なぜ起こるのかは」不明だったそうです(治療79巻10号 安保徹/著、以下同じ)。きっかけとなったのは、1994年12月に、新潟県坂町病院の副院長だった福田稔…

息切れを抑えるためにできること  ~人生が変わる最高の呼吸法(読後感)~

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免疫を強める

酸素はエネルギーをつくりだすのに使われますが、免疫とも関連します。免疫細胞(好中球)の武器のひとつである活性酸素の材料にも使われるためです。顆粒球(好中球)は異物を包み込んで活性酸素で処理することなどを行います。顆粒球の寿命は1~2日と短…

体重減少と酸素不足の関係性

体の中で行われていることを総括的にまとめれば、中的な対策として消化吸収と呼吸、外的な対策として免疫反応、この二つが都合よく回れば健康は維持されるのではないかと考えています。もちろん、細かいことを言えばきりがないのでしょうが。消化吸収につい…

消化と吸収(酵素補給について)

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。今日は、酵素補給について、調べた結果をお知らせします。 体調がいいとは、快食・快便・快眠であること。消化活動は胃腸、膵臓、肝臓などの消化器官により行われますが、そこで主役を務めるのは消化酵…

アスペルくん、さようなら(療養→そして社会参加へ向けて)

真綿でジワリと首を絞められるようなこの病気は本当にタチが悪い。熱や痰が出て医者にかかれば、レントゲン、血液検査、痰の検査。何をやってもなかなかアスペル君がしっぽを出さない。抗菌薬も効かない。そうこうするうちに何年か経ち、気が付いた時にはア…

日常のちょっとした変化にご用心

シリーズもののブログをまとめ終えて、一安心していたところ、黄色い痰が出始めましたが、平熱維持。体がだるい。そんな症状が数日続きました。肺に炎症があれば、多少なりとも熱は出るはず。では、気管支炎の痰か?不安が様々に駆け巡りました。定期の訪院…

自律神経を鍛える呼吸法

笑いが健康に与える影響について、笑いによって免疫力が活性化されるとする発表がいろいろになされています。三宅ほかの発表(参考文献)によればNK細胞が活性化されるという文献が多いようです。引用すれば「お笑い健康講座参加者27名に笑いの効能について…

ヒトは脳が発達したために余計なことに悩むようになり、治りづらくなった。

NHKの番組「チコちゃんに叱られる」をみていたら、ヒトの先祖は肉食獣の食べ残した硬い骨のなかの骨髄を食べるために、石を使うことを覚え、そのために親指が発達したということをやっていました。動物のなかでヒトほど親指が太い動物はほとんどいないそうで…

薬の副作用について

食べ物が体のなかでどのように分解されて、再利用されるのか、寅三郎もこの病に罹るまではあまり意識したことはありませんでした、しかし、この病にかかって、体重が落ちてなかなか復帰しないことがありました。これは最大の気がかりでした。なにしろ、ふら…

免疫を高める漢方薬について

この病に罹って、寅三郎はこれまでに補中益気湯(エキス剤)、十全大補湯(生薬)を処方いただき、それなりの効果を実感してきました。西洋薬の場合、酵素阻害薬などを考えれば明らかなように、酵素の働きを阻害することで、体内での生化学反応を先に進めな…

薬剤(小腸から吸収~代謝~分布~排泄)

ここでは、ボリコナゾール(商品名ブイフェンド)について、薬の働く仕組みについて簡単に触れ、小腸で吸収された後、体から排出されるまでを考えてみたいと思います。 まず、ブイフェンドが組織で働く仕組みについてです。この薬は、ヒトと真菌の構造の違い…

病に強い身体をつくるために必要なこととは?

これまで、免疫の働きをメインに考えてきました。これは、この病(アスペルギルス)に立ち向かうには、やはり免疫が鍵を握ると考えたことによりますが、では、免疫を強めただけで問題が解決するかといえば、そう簡単な話でもなく、免疫が働きやすい環境を作…

血液検査結果からわかること(免疫の働きを踏まえて)

ここからは、文献を参考に免疫の働きについて整理し、あわせて血液検査結果、とりわけアスペルギルスに関わる部分に焦点をあてて考えます。 まず、免疫の働きについて整理します。細菌(真菌)が侵入すると、パトロール役の顆粒球(好中球や単球)、リンパ球…

(話題5)食物あれこれ、健康食品について

食物は、小腸から吸収され、肝臓であたらしいタンパクに合成されたり、逆に有害な物質は分解(代謝)されて、体内から除かれたりしますが、その際に酵素を必要とします。 酵素とは、体内で行われるこういった化学変化を進めるうえで触媒としての働きを持つタ…

空洞に水がたまるのはなぜか

(1)一般的説明 空洞にたまったものは水なのか、あるいは水以外の何者なのか。確定診断には名古屋で経験したような気管支洗浄を行って内容物を分析するしかないように思います。ただ、寅三郎は名古屋以来、こういった検査を受けていません。気管支鏡による…

カビはどこへ行ってしまったのか

(1)一般的説明 空洞に巣くっていた菌球は、痰に混じって出尽くしたように感じられました。ではカビは本当になくなったのか?「いったい空洞内にカビは残っているのでしょうか」と受持ち医に伺ったことがあります。先生からは「空洞の中に多少は残っている…

(話題4)体重減少の理由について考えてみた

病状が悪化していた3年前(2018年)に時計の針を戻すと、この頃はずいぶん体重が少なかった記憶があります。平常時に58kg程度ある体重が、52kg程度しかありませんでした。食欲はそれなりにあるのですが、食べても体重増加に結び付かない。あばら骨…

どういったタイミングで侵入するのか

(1)一般的説明 アスペルギルス属のなかで、病気を引き起こすのはフミガーツスという種類であって、これが、体に侵入して罹患するとされます。この真菌は土壌や空中、穀物など私たちの周りに広く生息しています。多くのカビは湿度60%で発生し、80%で…

なぜ空洞で繁殖するのか。

(1)一般的説明 アスペルギルスは肺の空洞内に菌球をつくることが知られています。菌球とは肺が結核などにかかって形成された空洞に、カビが入り込んで、そこの中で成長して菌糸塊をつくるものをいいます。おもに上葉肺尖部に形成されることが多く、「結核…

(話題3)アスペルギルス菌の状態を我々はどこで認識できるか(血液検査の話題)

寅三郎がこの病に罹って、病院で血液検査を受けたときに、CRPは常に測定しています。その一方で、βDグルカンや、アスペルギルス抗原(ELISA法)の値をたまに測定される場合があります。これらの結果は、CRPは1時間ほどで知らされますが、他の二つは結果が出…

なぜCRPの数値が上がるのか(炎症反応について)

(1)一般的説明 「なぜ痰がでるか」で、CRPは後処理の過程と整理しました。単球から変化したマクロファージが細菌と出会い、これを貪食した際に、細菌の形を記憶し、これをリンパ球に受け渡して(抗原提示)B細胞に抗体(免疫グロブリン)をつくらせる、と…

なぜ喀血するのか、血痰が出るのか

―血痰の血液の出所はどこなのか― (1)一般的説明 実は、この項目だけは書きたくなかった、絶対に書きたくなかった。冒頭にいきなりですみませんが、寅三郎の偽らざる本音です。この病と無理やり付き合わされて8年、つい最近まで血痰が続いていましたから…

なぜ痰がでるか

―咳、発熱、痰、だるさといった一連の流れに着目しながら― (1)一般的説明 痰は、細菌や真菌の感染の場合を考えてみると、おおまかには咳→発熱→痰→だるさ→回復といったような一つの流れの中に位置付けられるのではないかと、漠然と感じてきました。経験上…