自分らしく今を生きる!

自ずから収まるところに収まる

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アスペルくん、さようなら(療養→そして社会参加へ向けて)

真綿でジワリと首を絞められるようなこの病気は本当にタチが悪い。熱や痰が出て医者にかかれば、レントゲン、血液検査、痰の検査。何をやってもなかなかアスペル君がしっぽを出さない。抗菌薬も効かない。そうこうするうちに何年か経ち、気が付いた時にはア…

日常のちょっとした変化にご用心

シリーズもののブログをまとめ終えて、一安心していたところ、黄色い痰が出始めましたが、平熱維持。体がだるい。そんな症状が数日続きました。肺に炎症があれば、多少なりとも熱は出るはず。では、気管支炎の痰か?不安が様々に駆け巡りました。定期の訪院…

自律神経を鍛える呼吸法

笑いが健康に与える影響について、笑いによって免疫力が活性化されるとする発表がいろいろになされています。三宅ほかの発表(参考文献)によればNK細胞が活性化されるという文献が多いようです。引用すれば「お笑い健康講座参加者27名に笑いの効能について…

ヒトは脳が発達したために余計なことに悩むようになり、治りづらくなった。

NHKの番組「チコちゃんに叱られる」をみていたら、ヒトの先祖は肉食獣の食べ残した硬い骨のなかの骨髄を食べるために、石を使うことを覚え、そのために親指が発達したということをやっていました。動物のなかでヒトほど親指が太い動物はほとんどいないそうで…

薬の副作用について

食べ物が体のなかでどのように分解されて、再利用されるのか、寅三郎もこの病に罹るまではあまり意識したことはありませんでした、しかし、この病にかかって、体重が落ちてなかなか復帰しないことがありました。これは最大の気がかりでした。なにしろ、ふら…

免疫を高める漢方薬について

この病に罹って、寅三郎はこれまでに補中益気湯(エキス剤)、十全大補湯(生薬)を処方いただき、それなりの効果を実感してきました。西洋薬の場合、酵素阻害薬などを考えれば明らかなように、酵素の働きを阻害することで、体内での生化学反応を先に進めな…

薬剤(小腸から吸収~代謝~分布~排泄)

ここでは、ボリコナゾール(商品名ブイフェンド)について、薬の働く仕組みについて簡単に触れ、小腸で吸収された後、体から排出されるまでを考えてみたいと思います。 まず、ブイフェンドが組織で働く仕組みについてです。この薬は、ヒトと真菌の構造の違い…

病に強い身体をつくるために必要なこととは?

これまで、免疫の働きをメインに考えてきました。これは、この病(アスペルギルス)に立ち向かうには、やはり免疫が鍵を握ると考えたことによりますが、では、免疫を強めただけで問題が解決するかといえば、そう簡単な話でもなく、免疫が働きやすい環境を作…

血液検査結果からわかること(免疫の働きを踏まえて)

ここからは、文献を参考に免疫の働きについて整理し、あわせて血液検査結果、とりわけアスペルギルスに関わる部分に焦点をあてて考えます。 まず、免疫の働きについて整理します。細菌(真菌)が侵入すると、パトロール役の顆粒球(好中球や単球)、リンパ球…